調査データによる検索トラフィックが33%減は本当なのか Publidia #236
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# 🚩 トップニュース
経済産業省は、2025年度の補正予算案において、アニメや漫画などのコンテンツ産業支援に約350億円を計上した。うち約300億円を 文化芸術活動基盤強化基金 に積み増しし、今後2年間かけて、日本発の大規模映像作品の制作支援や、海外向け配信サービスの流通網整備への補助を実施する。
政府はコンテンツを17分野の戦略投資対象に位置づけ、コンテンツ産業を「基幹産業」として重視。2023年に約5.8兆円だった海外売上高を、2033年までに20兆円に引き上げる目標を掲げており、この支援で日本発コンテンツの国際展開を強化する狙いだ。(日本経済新聞)
# 📍 ピックアップ
今回は以下の内容をピックアップして紹介しています。
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調査データによる検索トラフィックが33%減は本当なのか
# 🗾 国内ニュース
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「AI作品にはタグを付けて」――KADOKAWA運営の小説投稿サイト「カクヨム」が呼び掛け(ITmedia AI+)
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スマートニュース、「スマニューポイント リリース記念 大抽選会 どーんと総計10億ポイントあげちゃう!!」を期間限定で開催(スマートニュース株式会社)
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# 🌏 海外ニュース
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英紙テレグラフを買収=タブロイド企業、1000億円で(時事通信ニュース)
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Forbes CEOシェリー・フィリップス:「AIの世界ではコミュニティが鍵」(Press Gazette)
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Googleが「AIモード」で広告の表示を開始(MediaPost)
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クリエイターエコノミーの広告費は2025年に370億ドルに達する見込み(IAB)
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出版社が生成型AIへの移行に対応すべき4つの方法(Press Gazette)
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「 AI Overview 逆風」と言われた2025年 なぜメディアのQ4広告費は追い風に転じたのか(DIGIDAY[日本版])
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NYT Wirecutterが4週間でパーソナライズされたニュースレターを配信した方法(Audiencers)
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ニュースパブリッシャーはアプリ内の「視聴」タブで縦型動画を活用(Nieman Journalism Lab)
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英国のMetaの詐欺広告は、すべてのオンラインニュース広告よりも価値がある可能性が高い(Press Gazette)
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「送客なきスクレイピングは許さない」 アトランティックが始めた AIクローラー の格付け制度(DIGIDAY[日本版])
# 📕 出版関連ニュース
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ヨンデミーが講談社「青い鳥文庫」と協業 出版社との提携は初(月刊「事業構想」オンライン)
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決算:日販GHDの営業赤字16億円 4〜9月、物流費高騰響く(日本経済新聞)
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「いつか自分の本をつくってもらいたい!」 多くの書き手が憧れる藤原印刷さんに聞いた。何が違うの? どうすごいの?(ライター佐藤友美(さとゆみ)note)
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開業から15年、あの「代官山 蔦屋書店」の現状は?(日経ビジネス電子版)
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ここは楽園か? 本が飛ぶように売れていく「本屋博」(日経ビジネス電子版)
# 📍 ピックアップ
調査データによる検索トラフィックが33%減は本当なのか
日本経済新聞によると、国内でGoogle検索を経由した外部サイト訪問数が過去2年間で33%減り、検索クリック率も36%まで低下したと報じている。
背景には、Googleが導入した「AIによる概要」や、2025年9月に開始した対話型「AIモード」によって、検索結果画面だけで情報が完結し、外部サイトへ遷移しない「ゼロクリック」が増えたことがあるとみられる。
欧米でも同様の現象が報告され、AI要約表示時の外部サイト訪問率は8%にとどまるとされている。こうした訪問減は広告収益減につながるため、各メディアがGoogle依存からの脱却を急いでいると指摘している。
ペンスキー・メディアがAI要約での無断利用を理由にGoogleを提訴した事例もあるが、一方Googleは「クリック数は安定している」と反論していると伝えている。
本記事について、SNS上では大きな反応があった。
以前から、AIによるトラフィック減少は起きていないと主張する人たちもいたが、そうでないと主張する人たちもいる。