メディア各社 前提が揺らぎ始めた1年から何を目指すのか Publidia #240

今回はプロダクトで読者にも組織にも価値を生み出すには、について書いています。
アヨハタ 2026.01.13
誰でも

今年もよろしくお願いします。

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最新回#44は以下になります。

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 # 🚩 トップニュース

2026年1月7日、ワーナー・ブラザース・ディスカバリー(WBD)は、パラマウント・スカイダンスによる再提案の買収案を取締役会全会一致で再び拒否したと発表した。
理由として、巨額の借入に依存する取引構造により、資金調達や取引完了の確実性が低く、株主が負うリスクやコストが大きい点を挙げた。パラマウント案は1株30ドルの現金買収だが、史上最大規模のレバレッジド・バイアウトとなる見通しで、不安定さが懸念された。これに対し、Netflixによる約720億ドルの買収案は現金と株式の組み合わせで、解約時の違約金などの追加負担もなく、株主価値が高いと評価された。WBDは引き続きNetflix案を支持している。(日本経済新聞)(Axios)

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 # 🌅 各メディア新春企画

HON.jp News Blog

The Bunka News デジタル

  • 【新春インタビュー】読売新聞グループ本社・山口寿一社長(読売新聞東京本社会長)に聞く 安易にAI使うべきでない(The Bunka News デジタル)

  • 【新春インタビュー】朝日新聞社・角田克社長CEOに聞く 歴史的な分岐点、「トラストアンカーの中心的な存在に」(The Bunka News デジタル)

  • 【新春インタビュー】バリューブックス代表取締役・鳥居希氏に聞く “本の循環”を支える新拠点構想 著者、出版社、書店、読者に向けたプラットフォーム目指す(The Bunka News デジタル)

  • 【新春インタビュー】マガジンハウス・鉄尾周一社長に聞く 雑誌ブランドのIP展開と海外販売への挑戦(The Bunka News デジタル)

DIGIDAY[日本版]

  • 日本経済新聞社 白川美紀氏「音声や動画にもチャレンジし、企業活動とも歩調を合わせるような施策を検討」(DIGIDAY[日本版])

  • サンリオ 田口歩氏「Sanrio+のエコシステムを強化し、CXの個別最適を進める」(DIGIDAY[日本版])

  • テレビ東京コミュニケーションズ 堀龍介氏「点を線に、線を面に。IPビジネスを『深化』させるフェーズへ」(DIGIDAY[日本版])

  • アイティメディア 多田頼正氏「AIを脅威ではなくパートナーと捉え、オープンなスタンスで発信力を高めていく」(DIGIDAY[日本版])

  • BuzzFeed Japan スコット・マッケンジー氏「編集視点を生かした独自性のある動画表現を追求する」(DIGIDAY[日本版])

  • ソシオコーポレーション 瓦野晋治氏「媒体社、広告主、生活者が満足できる三方良しのエコシステムを再構築する」(DIGIDAY[日本版])

  • ジェイ・キャスト 蜷川聡子氏「コンテンツの流通を本格的に再設計する1年にしたい」(DIGIDAY[日本版])

  • 講談社 長崎亘宏 氏「マーケティング活動にとってのバリューは、トラフィックでなく質の高い情報へ回帰する」(DIGIDAY[日本版])

  • 小学館 伊藤真嗣氏 「『メディアビジネス局』始動。既存ビジネスにとらわれず、新しい価値を顧客に提供していく」(DIGIDAY[日本版])

  • 東洋経済新報社 堀越千代氏「AI時代に、メディアの『人格と情熱』を体験価値へ」(DIGIDAY[日本版])

  • マガジンハウス 西田善太氏「プリント、Web、SNS、映像、すべてを使って届ける力を強くする」(DIGIDAY[日本版])

  • 三栄 林野吉氏「我々の最大の武器はAIが持ち得ないE-E-A-Tの最初のE」(DIGIDAY[日本版])

  • プレジデント社 岸本圭介氏「厳選した特典とコンテンツを集約する必要がある」(DIGIDAY[日本版])

  • 光文社 大給近憲氏「出版社としてのビジネスモデルの再構築が求められている」(DIGIDAY[日本版])

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# 📍 ピックアップ

今回は以下の内容をピックアップして紹介しています。

  • メディア各社 前提が揺らぎ始めた1年から何を目指すのか

メディア各社 前提が揺らぎ始めた1年から何を目指すのか

2025年は、メディア業界にとって前提が揺らぐ激動の一年だった。DIGIDAYの年末年始企画「IN/OUT 2026」では多くのリーダーが、「これまで当たり前とされてきた前提が揺らぎ始めた1年だった」と振り返っている。

例えば日本経済新聞社・白川美紀氏は、日経電子版の読者基盤を強化しつつも、「PVに依存する広告モデルからの脱却が課題」と2026年の挑戦を語った。白川氏はさらに、コンテンツの多様化として「音声や動画サービスにもチャレンジ」とも述べている。

BuzzFeed Japanのスコット・マッケンジー氏も、AIの影響を重く受け止めている。
彼は2026年の課題として、 「AI検索や生成AIの普及がメディアトラフィックに与える影響を強く意識しています」 と発言し、AI企業がコンテンツを活用する際の対価の仕組みづくりが必要だと強調した。

また、講談社・長崎亘宏氏は、コンテンツ価値の本質についてこう述べている。
マーケティング活動にとってのバリューは、もはやトラフィックでなく、質の高い情報へ移行するということ」。AIの時代において、価値を見つめ直す必要性を語っている。

ジェイ・キャストの蜷川聡子氏は、2026年の重点課題として「コンテンツの流通を本格的に再設計する1年にしたい」と述べ、プラットフォーム依存型の流入だけでは不安定である現状を示した。

これらの発言を総合すると、2025年はメディア各社が過去の前提を見直し、収益モデルやコンテンツ流通の再設計を迫られた年だったと言える。
AIやユーザーの検索行動の変化は、単に技術的な課題ではなく、編集価値と接点設計の両面で再定義を求められるものとなった。

トラフィックをベースとした広告依存からの脱却がメディアの生存戦略として挙げられており、構造的な転換点であると考えられる。

しかし、果たして現場も含めてこの転換は可能なのだろうか。
いまだに、日本ABC協会のWeb指標一覧でPVというわかりやすい指標を出すために現場が追われてるところも多いのではないだろうか。

週次や月次の報告会で、いまだにPVが最重要のトピックとして扱われているようであれば、2026年新たな指標をベースに会話を始めてみるのはどうだろうか。

例えば、「UU(もしくはセッション)あたりのPV」「新規会員登録の会員登録導線のファネル」「既存会員のアクセス数」など。
以前、#237で紹介したHEROモデルなども参考になるかもしれない。

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 # 🗾 国内ニュース

  • SEOは死なない データから見るSEOと検索の現在とこれから(SEO辻正浩のブログ)

  • 国立国会図書館はOpenAIからのデータ提供要請を断っていたなど 日刊出版ニュースまとめ 2025.12.30(HON.jp)

  • メディアドゥが買収防衛策 光通信の株式取得に対応(日本経済新聞)

  • オプト、カルタ、ADK…急速に進む広告業界再編 生き残りに3つの道(日経クロストレンド)

  • スマートニュース、記事閲読データを活用した分析ソリューションの提供を開始 興味が高まる兆候を分析(MarkeZine)

  • “不快な広告”の苦情が前年の1.7倍に、JARO公表 特定の出稿主に集中する傾向も(ITmedia NEWS)

  • 会社員2人の雑談800万再生 「ゆとりっ娘たちのたわごと」の共感力(日本経済新聞)

  • 「ウェブトゥーン」が伸び悩む今、2026年に「comici MANGA」を始める理由(萬田大作 / 技術の力でマンガ家を支えたい!コミチ代表)

  • マンガを世界に知らしめる。出版社横断型マンガ雑誌サービスを ”comici MANGA” としてグローバル展開!(株式会社コミチ)

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# 🌏 海外ニュース

  • 予測:2026 年の書籍業界の将来はどうなるでしょうか?(The Bookseller)

  • ポッドキャスターはYouTubeが大好き。そのため、ポッドキャスト広告の予測が難しくなっています。(WSJ)

  • スクープ:TikTok、長年の騒動の末、米国事業の売却契約を締結(Axios)

  • 自宅での音楽鑑賞が「ニューノーマル」に(Edison Research)

  • 聞いてください:オーディオブックの中にはハードカバーを上回る売上を誇るものもある(WSJ)

  • 「聞くのが辛い」ポッドキャストの動画化の急速な進展が、ポッドキャストをいかに不快なものに変えているか(The Guardian)

  • AI スクレイピングは止められるのか? パブリッシャーが求める新しい価値基準(DIGIDAY[日本版])

  • Metaは詐欺師を取り締まる圧力をかわすために「プレイブック」を作成した、と文書が明らかに(Reuters)

  • 検索アルゴリズムとZ世代のおかげで、Redditが英国でTikTokを追い抜く(The Guardian)

  • 2025年にAIに注力する9つのブランド(ADWEEK)

  • Googleコアアップデートで一部のニュース配信者が大きな打撃を受ける(Search Engine Roundtable)

  • 「Google Zero」は忘れてください。「People Zero」について話し合う必要があります。(Nieman Journalism Lab)

  • SEOの先に見え始めた世界  AI 検索時代にパブリッシャーの可視性はどこまで測れるのか | DIGIDAY[日本版](DIGIDAY[日本版])

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# 📕 出版関連ニュース

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# 編集後記

2026年もよろしくお願いします。

メディアにおいても、出版社においても今年が勝負の年なんだろうなと思います。
2025年から動いてる会社は安泰とは言えないですが、良いと思いますが、今年から動こうと思っている会社はしんどそうだなと感じます。

結局、AIにしろSNSの登場にしろ、以前から常にユーザ行動や広告主の動きも変わってきたので、そこに常に目を光らせておく必要はあると感じます。

とりあえず、2026年は引き続きPVという指標にはあまり着目せずやっていきたいと思います。

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老舗の出版社講談社のグループ会社であるKODANSHAtech LLCにて広告関連の担当や子会社事業のメディア担当ディレクターとして働いています。複業として、ウェブメディアのマネタイズ支援やデータ分析なども行っています。以前は読書管理サービス ブクログの事業責任者、メディアドゥでマンガサービスに関わっていました。

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