マーケターが立ち上げた書籍のAIライセンシングプラットフォーム Publidia #264

今回は、オランダで立ち上がったAI向けのライセンシングプラットフォームについて書いています。
アヨハタ 2026.07.06
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# 🚩 トップニュース

LINEヤフーは、「Yahoo!ニュース」に企業・団体のプレスリリースを掲載できる新サービス「ニュースPR by LINEヤフー」の提供を開始した。掲載料金は1掲載3万円(税抜)で、Yahoo!ニュースの編集ノウハウを学習したAIがプレスリリースをニュース記事風のコンテンツに再構成するプランと、原文をそのまま記事化するプランの2種類を用意する。配信記事はYahoo!ニュースの記事詳細ページに一般記事と同様の形式で表示されるほか、Yahoo! JAPANトップページやレコメンド枠、新着一覧にも掲出される。掲載には審査がある。(Impress Watch)

Substackが日本市場での事業拡大を進めている。同社は日本担当パートナーシップ責任者(Head of Partnerships, Japan)として元ByteDance幹部の伊藤王樹氏を起用し、同氏はSubstackのグローバルネットワークが日本のクリエイターの新たな読者獲得に寄与すると訴求している。伊藤氏はByteDance Japan初の日本人社員としてグローバル事業開発を担当し、TikTokのアジア太平洋地域パートナーシップ責任者を務めたほか、ByteDance入社前はNHKでディレクターを務めていた。Substackはフランス、スペイン、イタリア、ドイツ、オランダ、北欧、カナダ、オーストラリア、ブラジル、日本の各国でクリエイター支援のパートナーシップ担当を約9名新規採用しており、日本責任者の起用もこの国際展開の一環となる。(Nikkei Asia)

# 📍 ピックアップ

今回は以下の内容をピックアップして紹介しています。

  • マーケターがオランダで立ち上げた書籍のAIライセンシングプラットフォーム

マーケターがオランダで立ち上げた書籍のAIライセンシングプラットフォーム

2026年6月、オランダの書籍出版社連合がBookpact.aiという、書籍のAI利用に関するライセンシングプラットフォームを発表した。
このBookpact.aiは、AI企業が書籍を学習などに使う際に著者との同意のもとで、出版社が「使わせるか」「どう使わせるか」「いくらで使わせるか」をコントロールし、正当な対価を得られるようにするためのライセンス基盤である。

このライセンス基盤のポイントは、出版社がオプトイン方式で参加し、タイトル単位でAI企業の利用可否や条件を決められる点である。AI企業はこのプラットフォーム上でタイトル単位のライセンス取得提案を出し、出版社がそれを承認・却下するという双方向での構造となっている。

運営は以下の6つの原則に基づいている。

  • 事前同意(Prior consent)

  • 公正な対価(Fair compensation)

  • コンテンツの完全性と帰属表示(Content integrity and attribution)

  • トレーサビリティ(Traceability)

  • 欧州重視(European focus)

  • サステナビリティ(Sustainability)

サステナビリティの原則では、多大な計算資源を使うAI企業に対し、エネルギー消費量や気候変動への影響を透明性を持って報告させ、それらを抑制している企業を優遇すると打ち出しており、この点はユニークである。

このプラットフォーム立ち上げには、出版社のMaven PublishingPublishers VBKLannooWPGや、流通最大手のCentraal Boekhuis(CB)が関わっている。
Publishers VBKとMaven Publishingはオランダ、Lannooはベルギーが拠点の出版社である。
日本で例えると、日販・トーハンクラスの取次と大手出版社が参加しているというような構図である。

VBKはオランダの一般書最大手で、2024年に米五大出版社の一つSimon & Schusterに買収された。Lannooはベルギー・オランダの1909年創業の老舗ファミリー企業で、いくつかの出版社を傘下に収めている。
Mavenは2009年に創業した独立系の小規模出版社である。科学的知見を扱うナラティブノンフィクション専門の出版社である。
このBookpact.aiを仕掛けたのは、Mavenの創業者Sander Ruysであり、重要なキーマンでもある。

ユニリーバ出身、AIにベットしたマーケター

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