Google Discoverの「Dive deeper」は、流入依存モデルの終わりを告げている Publidia #275

今回は、Google Discoverの新機能がパブリッシャーに与える影響と対策について書いています。
アヨハタ 2026.09.22
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# 🚩 トップニュース

SBIホールディングスがライブドアを買収
SBIホールディングスは17日、ポータルサイト運営のライブドアを買収すると発表した。
親会社で株式情報サイトのミンカブ・ジ・インフォノイドから株式100%を75億円で取得し完全子会社化する。SBIは5月に資本業務提携に向けた協議入りを公表済みで、買収後はライブドアのニュースサイトやブログを自社の「ネオメディア事業」に統合し、IP価値の最大化とマネタイズポイントの拡大を図るとしている。ライブドアは「ライブドアニュース」「Kstyle」「ライブドアブログ」を運営し、月間利用者は約1億人、SNSフォロワーは延べ3000万人を超える。ミンカブには新たにNTTデータが出資し、既存株主やSBIの保有分の一部を買い取って筆頭株主になる見通しで、SBIも資本関係を維持して3社で協業体制を敷く。ミンカブは17日、一連の報道について「概ね報道のとおり」とし、取締役会の決議後に公表するとしていた。(日本経済新聞)(ITmedia NEWS)

Substackアプリが新たなタブを追加
Substackは、アプリ内にポッドキャスト向けの「Podcast Tab」と、読み物向けの「Read Tab」という2つのホームを設けたと発表した。同社によれば、数千人規模のクリエイターがSubstackをポッドキャストの配信拠点としており、彼らが最大の課題として挙げていたのが、新しいリスナーに自分の番組を見つけてもらうことだったという。Podcast Tabはこの課題に対応するもので、クリエイターが既存のリスナーに届けやすくすると同時に、新規リスナーが番組を発見できる専用の場として設計されている。一方のRead Tabでは、読者が購読中のSubstackをまとめて読めるほか、新たな書き手を見つけることができる。(Substack)

Googleがパブリッシャー向けにAIライセンスプログラムを展開
Googleが、AIの生成回答への貢献度に応じてパブリッシャーに対価を支払うライセンスプログラムを静かに拡大していることが分かった。Search Consoleを基盤とする「AI contribution pilot」で、参加社のコンテンツがGemini、AI Overviews、AIモードの回答に有意に寄与したとGoogleが判断した場合にのみ支払いが発生する。参加するとSearch Consoleに月次の収益額を示すウィジェットが追加されるが、算定方法の詳細は開示されず、離脱はいつでも可能とされる。打診を受けたのは少なくとも数十社で、大手より中小規模のパブリッシャーに好まれ、対象はニュース以外にも広がっている。一方、算定がブラックボックスである点や、広告収入と比べて金額が些少だとの声、参加がGoogleとの条件交渉力を損なうとの指摘も出ている。(Digiday)

多くのサイトがアクセス減少
最新のSimilarwebのデータによると、インドのヒンドゥスタン・タイムズとニュース18は前年と比較して訪問者数が50%以上減少している。MSNとCNNは25%減少、BBCは6%減少となっている。The New York TimesとTheGuardianは上位TOP10の中で微増ないしは維持となっている。Substackは42%増と成長している。(Press Gazette)

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 # 🗾 国内ニュース

  • 日本のウェブメディア30年史(長谷川賢人)

  • Netflixとセガが提携 クレイジータクシーやソニックを映像化(朝日新聞)

  • ゲームは別腹? 広がるアプリ内課金、家計調査で8カ月連続支出増(日本経済新聞)

  • 米Duolingo、東京から日本の漫画IP市場に本格参入 その狙いとは?(日経クロストレンド)

  • 【二番経営 総括①】129回・872日分のデータと分析結果を公開する理由(二番経営)

  • 電通、関西民放3社とターゲット視聴者数基準のテレビ広告取引の実証実験を実施(RTB SQUARE)

  • MBSが社名変更でテレビを外したわけ 虫明社長が語る、決意と覚悟(朝日新聞)

  • U-NEXT堤天心社長「国民的行事は独占適さず」 TVとの連携を提案(日本経済新聞)

  • 日本経済新聞社、数年間に渡り部数を過大に報告した広告の過大請求発覚(RTB SQUARE)

  • radikoが「radiko EC mall」を提供開始。アプリからLINEミニアプリ経由で番組グッズを購入可能に(AUDIO MARKETING INSIGHTS)

  • モータースポーツ事業など展開のTAKE FRONTIER、新潮社から自動車メディア「ENGINE」事業を譲受へ(MARR Online)

  • Link-U、26年7月期は最終赤字5.5億円 インフルエンサーマーケティング子会社で減損(RTB SQUARE)

  • Link-U、Crunchyrollとの資本業務提携により「Crunchyroll Manga」の事業拡大とIP価値の最大化を加速(Link-Uグループ株式会社)

  • はてな---26年7月期減収なるも、マンガビューワ「GigaViewer」搭載の案件は拡大(株探ニュース)

  • マンガ原稿をクラウドに上げただけでGoogleアカウントBAN Gmailも道連れ……日本では合法なのになぜ?(ITmedia NEWS)

  • PIVOTインタビューで伝えたかったこと(Media Travelers)

  • 「ノアドット」は、共同通信デジタルに承継され、サービス名が新たに「エコー」となります(Ekkow)

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# 🌏 海外ニュース

  • パブリッシャー、ポストGoogle時代に向けて編集部を作り直す(Publishers are rebuilding their newsrooms for the post-Google era)(Digiday)

  • シェイ・セラーノがポッドキャストの採算を計算した 自分に賭けることが勝ちの方程式だった(Shea Serrano did the math on podcasting. Betting on himself was the winning equation.)(On Substack)

  • 『ニューヨーク・タイムズ』の書評はいまも書籍の売上を動かせるのか(Can a New York ‘Times’ Review Still Influence Sales?)(Book Gossip)

  • 『GQ』アダム・バイダウィの苦しい戦いの内側(Inside Adam Baidawi’s Uphill Battle at GQ)(Puck)

  • Future of Media Awards 2026の受賞者を発表(Revealed: Future of Media Awards 2026 winners)(Press Gazette)

  • Reach、主要指標を「アクティブ・エンゲージド・タイム」に変更し編集部をさらに160人削減へ(Reach to cut editorial team by further 160 jobs as key metric becomes 'active engaged time')(Press Gazette)

  • Press Gazette、公開前にAIによる偽記事を止める「Made by Humans」を開始(Press Gazette launches Made by Humans to stop AI fakes before publication)(Press Gazette)

  • PW Spotlight:AIの主導権を取り戻すときだ(PW Spotlight: Time to Reclaim the Driver’s Seat in AI)(Publishers Weekly)

  • Google AdX 事業分割案消滅 パブリッシャーが抱く安堵と構造問題(DIGIDAY[日本版])

  • Ziff Davis CEO:OpenAIがデータセンターに7500億ドルを用意できるなら、パブリッシャーに払う金も用意できる(Ziff Davis CEO: if OpenAI can find $750 billion for data centers, it can find money for publishers, too)(Fortune)

  • The Atlantic、Googleからの流入が減るなかで購読者を増やす(The Atlantic is getting more subscribers from Google traffic, even as referrals fall)(Nieman Journalism Lab)

  • ゼロクリック時代におけるパブリッシャーの読者の現状(The state of publisher audiences in the zero-click era)(Digiday)

  • Axios、成長投資が実を結び2026年の売上目標を4カ月前倒しで達成(Axios hits 2026 revenue goal four months early as growth bets gain momentum)(Axios)

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# 📕 出版関連ニュース

  • 取次に任せるだけではない――出版社が始めた「自分で売る」ための新しい仕組み(mizuho furuhata)

  • 大手出版社3社「注文流通ソリューション」に参加表明 講談社は28年度までに全書籍ジャンルにRFタグ(The Bunka News デジタル)

  • 出版物の流通危機「三つの要素が必要」 丸紅と出版3社が効率化へ(朝日新聞)

  • 小学館など出版大手3社、追加配送の書籍一部直送 EC配送車に混載(日本経済新聞)

  • 本の輸送を混載で効率化、返品削減も目指す…講談社・集英社・小学館・丸紅が出資の「PubteX」(読売新聞)

  • 「出版流通、このままでは危機的」JPIC・近藤理事長 適正原価ヒアリングで業界に結束呼びかけ(The Bunka News デジタル)

  • IngramのAI導入は成功している(Ingram’s AI Rollout Is a Success)(Publishers Weekly)

  • 出版業界に訪れたAIとの清算のとき(Publishing’s AI Reckoning)(Publishers Weekly)

  • B&N、Joseph-Beth Booksellersの買収に合意(B&N Agrees to Buy Joseph-Beth Booksellers)(Publishers Weekly)

  • 科学雑誌Newtonが45周年、3代目編集長に聞く 9月にフェス(朝日新聞)

  • JR東日本が出版子会社のオレンジページ売却 5億円でベビーカレンダーに(日本経済新聞)

  • 全国書店数、1万店を割る くまざわ書店 熊沢宏社長に聞く 店で出会う 選りすぐりの一冊(タウンニュース)

  • 『ノルウェイの森』も生成AIの学習データにされていた――米AI巨頭の巨額和解金15億ドル、なぜ日本の作家に1円も届かないのか【Anthropic著作権訴訟を読む①】(SlowNews)

  • 書店販売をやめて定期購読限定になった「週刊ダイヤモンド」が今度は紙の雑誌そのものをやめる決断をした背景事情(東洋経済オンライン)

  • なぜ権利者たちはGoogle PlayブックスとGemini Notebookの連携を歓迎したのか? ―― Expert IntelligenceとAmazon Kindleの決定的な違い(HON[.]jp メールマガジン)

  • 韓国で「書店巡り」がブーム!おしゃれさんが注目するソウルの書店まとめ(ViVi)

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# 📍 ピックアップ

Google Discoverの「Dive deeper」は、流入依存モデルの終わりを告げている

Search Engine Landによると、GoogleがDiscoverで新機能「Dive deeper」のテストを始めた。GoogleのRobby Stein氏がXで明らかにしたもので、フィード内にAI生成のトピック概要を差し込み、タップすると短い概要と関連記事・コミュニティの反応・一次報道へのリンクが表示される。まずは動画から始め、今後数週間で複数のデザインを試すという。Search Engine LandのBarry Schwartz氏は、この枠が本来パブリッシャーの記事カードが表示される位置を置き換える点を問題視している。

Robby Stein
@rmstein
Today we're experimenting with a new way to make exploring a topic and discovering related web content easier in Discover.



By tapping “Dive deeper,” you’ll see a short topic overview with prominent links to related stories, community reactions & original reporting. We’ll test
2026/09/19 05:13
7Retweet 71Likes

注目すべきは、Googleが「リンクは目立つ」と強調している点である。
検索のAI Overviewsと同じ説明であり、同じ結果になると見るのが自然だろう。

AI Overviewsの導入以降、検索からの送客は目に見えて細った。Schwartz氏は、DiscoverがGoogle経由の唯一の大きな流入源になっていたと指摘する。
その最後の希望に、AI Overviewsと同じ「概要+リンク」の設計が持ち込まれようとしている。

構造としては、Googleにとってのユーザー体験の改善が、そのままパブリッシャーにとっての送客減になる。概要の質が高いほどユーザーは満足し、リンクを踏む理由は減る。機能が「うまくいく」ほどパブリッシャーの取り分が減る設計である以上、テスト段階の今から、Discover流入が縮む前提で収益構造を組み直すべきだと考えている。

では何に目を向けるか。海外の事例を3つ挙げる。

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続きは、2129文字あります。
  • # 編集後記

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