イーロン・マスクのxAIが、「X」を買収、広告収入も回復した要因とは Publidia #203

今回は、イーロン・マスクのxAIが、「X」を買収、広告収入も回復した要因とは/ポータルサイトからニュースが消える - BIGLOBEとgooについて書いています。
ayohata 2025.04.05
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 # 📍 ピックアップ

今回は以下の内容をピックアップして紹介しています。

  • イーロン・マスクのxAIが、「X」を買収、広告収入も回復した要因とは

  • ポータルサイトからニュースが消える - BIGLOBEとgoo

イーロン・マスクのxAIが、「X」を買収、広告収入も回復した要因とは

米実業家イーロン・マスク氏は2025年3月28日、自身が率いる人工知能(AI)企業「xAI」を通じ、「X(旧Twitter)」を約330億ドルで買収したと発表した。本取引は全額株式によるもので、負債約120億ドルを含むXの企業価値は約450億ドルと評価されている。

買収の背景には、xAIが開発する対話型AI「Grok」の強化がある。
Grokは既にX上で提供されているが、今回の統合により、Xの広範なデータと連携したAI学習の加速が期待される。マスク氏はXへの投稿で「xAIとXの未来は深く絡み合っている」と述べ、買収後のxAIの企業価値が800億ドルに達する可能性に言及した。

一方、調査会社イーマーケターの分析によれば、Xの2025年の広告収入は前年比で大きく回復する見通しだ。
米国内では17.5%増の13億1,000万ドル、世界全体では16.5%増の22億6,000万ドルに達すると予測されている。
マスク氏が2022年にXを買収して以降、広告収入が増加に転じるのは初めてである。

イーマーケターのチーフアナリスト、ジャスミン・エンバーグ氏は、広告主の一部が「リスク回避」の一環としてXへの出稿を「保険的措置」と見なしている可能性を指摘。イーロン・マスク氏がトランプ政権の要職についてることもあり、法的または経済的影響を抑えるための戦略的投資として、広告支出が継続・拡大していると分析している。

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 # 🗾 国内ニュース

  • 広告詐欺は防げるのか。 山口有希子 氏が語る、米国事例に見る広告マーケットの健全化とは?(DIGIDAY[日本版])

  • ポッドキャストの未来を語る 朝ポキが1億ダウンロード目前イベント(朝日新聞)

  • オトナル、全米各地の音声広告ネットワークを有するKatz Digitalと提携。海外ポッドキャストと音楽ストリーミングサービスへの音声広告配信枠を拡大(株式会社オトナル)

  • 「景気のバロメーター」広告費、3年連続最高 動画がけん引(日本経済新聞)

  • 「gooニュース」サービス終了を発表、6・18をもって ネット黎明期1998年からの歴史に幕(ORICON NEWS)

  • 東洋経済新報社がプライバシーに配慮した識別子を使う「Unified ID 2.0」に対応(Web担当者Forum)

  • Yahoo!ニュース コメントポリシーを改定しました(Yahoo!ニュース)

  • ログリー、既存プロダクトを再編し統合マーケティングプラットフォームとして提供開始(MarkeZine)

  • 25年にポッドキャスト旋風 YouTubeで月10億人、市場3000億円は過小評価(日経クロストレンド)

  • 朝日新聞出版 誌面と連動した新デジタルメディア「AERA DIGITAL」スタート 週刊誌とニュースサイトの編集部統合(The Bunka News デジタル)

  • スポーツ報知、コンビニで「スポーツ報知」紙面をプリントできる新サービス開始(Media Innovation)

  • 文藝春秋の動画メディア『文藝春秋PLUS』の公式YouTubeチャンネル登録者数が、30万人を突破!(株式会社文藝春秋)

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# 🌏 海外ニュース

  • サブスタック で進化する読者の獲得戦略。なぜ今、ライブ動画なのか?(DIGIDAY[日本版])

  • SubstackはアプリでTikTokのような動画フィードを展開している(TechCrunch)

  • ELLE.frのコンテキストに応じたペイウォールにより、転換率が20%増加(The Audiencers)

  • Googleのニュース価値に関する素晴らしい研究に重大な欠点がある理由(Press Gazette)

  • AudioUK、BBCの年間計画と英国のポッドキャスト広告に関する姿勢に反応(PodcastingToday)

  • TikTokは、Instagramの競合サービスであるTikTok Notesを終了する。(TechCrunch)

  • 国際的ニュースメディア CNN の広告部門トップが語る、グローバルで成果を上げるメディア戦略の中身とは(DIGIDAY[日本版])

  • ロイター、多角化戦略の一環として消費者へ直接アプローチ(A Media Operator)

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# 📕 出版関連ニュース

  • KADOKAWA、ブックセラーズ&カンパニーと基本合意(新文化オンライン)

  • マイナス6億円からの社長日記Day-2「出版社は発注産業」(竹村響 Hibiki Takemura)

  • 2040年、出版の未来(第三回)寄稿・メディアドゥ上級顧問 新名 新(株式会社メディアドゥ)

  • 出版メインから「教育と医療福祉」へ。15期連続の増収を達成した 学研HD が挑む2030年への変革とは【DIGIDAY PUBLISHING SUMMIT 2025】(DIGIDAY[日本版])

  • ジェイドグループ<3558>、ベネッセコーポレーションから生活情報メディア「サンキュ!」事業を取得(M&A Online)

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 # 📌 ピックアップ

ポータルサイトからニュースが消える - BIGLOBEとgoo

かつてインターネットの玄関口として親しまれたポータルサイトから、ニュース機能が姿を消しつつある。
BIGLOBEは2025年6月下旬をもって「BIGLOBEニュース」などの主要コンテンツを終了すると発表。これに先立ち、NTTドコモが運営するgooも2024年6月18日で「gooニュース」の提供を終了すると明かしている。
両サービスは1990年代から利用者にニュースを届けてきたが、時代の変化に抗えず、節目を迎えた格好だ。

近年は、スマートフォンでのSNS利用やニュースアプリの普及により、ユーザーのニュース取得行動が大きく変化してきている。従来型の「ポータルのニュースコーナー」はその役割を終えつつある。

BIGLOBEは現在KDDI傘下で通信やクラウドに軸足を移している。
ニュースコーナーの終了は、ポータルサイトというビジネスモデル自体の難しさを感じる。

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# 編集後記

関税がすごい。

リンクは貼らないのですが、著名な方がY!ニュースと講談社の関係についてYouTubeで言及していますが、いろんな推測を人は話すのが好きなんだなという印象を持ちました。(当然、伝聞であるということを言われているので、伝えた人が推測で話しているという意味です)
当然、事実もありつつ。

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老舗の出版社講談社のグループ会社であるKODANSHAtech LLCにて総合メディアのディレクターとして働いています。複業として、ウェブメディアのマネタイズ支援やデータ分析なども行っています。以前は読書管理サービス ブクログの事業責任者、メディアドゥでマンガサービスに関わっていました。

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